竹宮ゆゆこ原作の大人気ライトノベル『とらドラ！』（電撃文庫／メディアワークス刊）が、ファン待望のアニメ化。10月１日より毎週水曜深夜１時20分よりテレビ東京系にて放送か開始されることになった。
シリーズ累計150万部を突破、『月刊コミック電撃大王』ではコミックも連載中というこの作品。目つきは悪いがキレイ好き＆料理上手の高校生・高須竜児は、ちっちゃくて可愛いのに凶暴横暴ワガママで恐れられている「手乗りタイガー」こと逢坂大河という少女と同じクラスになる。そんな竜児が彼女の知ってはいけない秘密を知ってしまってから、さぁ大変。いつもニコニコ超マイペースな娘・櫛枝実乃梨やメガネ委員長・北村祐作、さらにファッションモデルをやっている川嶋亜美たちを巻き込んでの、恋愛バトルとドタバタな学園生活が始まることに……。
今回はアフレコの収録を終えたばかりのキャスト陣に、演じたキャラクターの感想や、見どころなどを語ってもらった。
●自分の演じているキャラクターについてお聞かせ下さい。
釘宮理恵（逢坂大河役）
「とことん不器用なのに、それでも一生懸命なところが健気に見えて。応援したり、お手伝いしてあげたくなるキャラクターだなと思いました」 間島淳司（高須竜児役）
「やっぱり原作ノベルでも書かれている通りの目つきが悪いキャラクターというのが竜児の第一印象です。でもキレイ好きだったり几帳面だったりと、『本当はいい子なんじゃん』という部分がどんどん見えてきたりしているで、見た目にはひっぱられず、素直に演じてあげればいいのかなと思っています」 野島裕史（北村祐作役）
「祐作はメガネキャラなんですが、意外と男らしくて、スポーツもできちゃったりと外見とずいぶんギャップがあるキャラクター。僕は今までメガネキャラを演じることが多かったんですが（笑）、こういうタイプは初めてのパターンだったりするので、とても面白く演じさせていただいています」 堀江由衣（櫛枝実乃梨役）
「実乃梨は裏表がなく天真爛漫でいつも元気でほわっとしていて、それでちょっと変な……いや、だいぶ変なキャラクターです（笑）。ときおり会話の合間にも変なことを言ったりしてるんですが、それを本人は普通に話していると思っていたりするのも面白かったりしています」 大原さやか（高須泰子役）
「自分のことを『やっちゃん』と呼んだりしてしまうような、可愛らしい竜児くんのお母さんです。私もお母さん役をやらせていただいてますが、ここまで天真爛漫で無邪気で、息子に『ある意味病気の母親』とまで呼ばれてしまうような役は初めて。脱力系の母親キャラがこんなに難しいのかと思いつつも、チャレンジという気持ちで楽しく演じてさせてもらっています」 ●２話までアフレコしてみた感想はいかがですか？
釘宮
「キャスト、スタッフが一丸となって、真剣にラブコメを創り上げている、という感じがします」 間島
「ちっちゃいけど乱暴な大河と、目つきが悪いけど実はいい人の竜児という、相反する２人がメインなんですが、周りにいるほかのキャラクターたちも意外性を秘めている個性的な人がたくさん。絶対面白くなるんだろうなという確信のある作品ですのですので、放送スタートがすごく楽しみです」 野島
「コメディだったりシリアスだったり、いろいろテンポ良く散りばめられているので、見ていてあっという間に30分たってしまうほど。自信を持ってオススメできる楽しい作品になっていると思いますのでぜひチェックしてみてください」 堀江
「大河の一途な不器用さに引きずられてついつい協力をしちゃう竜児さん。そんな２人の心の動きがすごくテンポ良く描かれていて、とても面白いラブコメ作品になっています。周りのキャラクターについても、まだ謎な部分が残っていて、そっちについても今後楽しみだったりしています」 大原
「基本みんなどこかしら変な人ばっかりで（笑）。それぞれ役者陣が個性的なキャラクターをどんな風に演じていくか楽しみです。とにかくメチャクチャ可愛い大河と、メチャクチャ良いヤツの竜ちゃんを見守ってもらいたいと思いますね」 ●もしも大河のような人が身近にいたら、友だちになれますか？
釘宮
「みのりんのように可愛がり、竜児のように餌付けしたいです」 間島
「見た目は可憐な少女なので、入学式で見かけてとりあえずアタックみたいな人も結構いるんじゃないかなと思いますが、僕は平和主義者なので近寄らないです。平穏を脅かす危険な感じがするものには近寄らないようにしていますので（笑）」 野島
「僕も触らぬ神に祟りなしと、ある程度の距離感を保っていたいタイプの女の子という感じですね。僕は罵られて気持ちよくならないですし、蹴られるのも痛くて苦手なので（笑）。でも、大河には可愛らしい面もあるので、そこをなんとか開拓できればお友だちになってもいいかな（笑）」 堀江
「身体はちっちゃくて華奢なのに、あれだけ強くいられる大河は格好良いですし、私は憧れをもちますね。実乃梨が親友ということで懐かれているというのもあるかもしれませんが（笑）」 大原
「見た目は黙っているとすごく可愛らしいんだけど、すっごくパワフルだったりする大河みたいな女の子のそばにいるのは、楽しいんじゃないかなと私は思っちゃったりします。すごく刺激があるし、女の子特有のベタっとしたところもないし、ホントは女の子らしかったりと、側にいて面白いお友だちだと思います」 ●竜児とは友だちになれますか？
釘宮
「お父さん、お母さん、友人などなど。１人で何役もこなせる器の大きい雰囲気がありつつ、主婦っぽい生真面目さもあって、とても魅力的な人だと思っています」 間島
「竜児は目つきが悪いので、平和主義者の僕としては、やっぱり近づかないでしょう。でも、僕も家が綺麗だと言われたりしますし、以外と話してみたら気が合って仲良くなれるんじゃないかなと思いますね」 野島
「僕は見た目を気にせずにガンガン友だちになっていくタイプなので、竜児とは率先して仲良くなれると思います。で、家に来てもらって部屋を片づけて欲しいかな（笑）」 堀江
「私も竜児くんはすごい良い人だなと思います。そのうえ掃除もできるし料理もできるしと、最高の相手だとは思うんですが……見た目が怖いので、近寄れずに仲良くなるところまでいけないかもなぁ（笑）」 大原
「そうですね、第一印象の壁を超えるまでが大変かも。でも、超えたら絶対もう一家に一台な存在だと思います（笑）。そういう意味ではお母さんのやっちゃんがうらやましいですね」 ●ファンの方々に一言お願いします。
釘宮
「青春のもどかしさや甘酸っぱさ満載です。個性的なキャラクターたちのドラマを楽しんで見て下さったら嬉しいですね。それとOPの『プレパレード』を三人で歌っているんですが、早口な部分で大変難儀な思いをしました。でも、ノリの良い耳に残る曲で、歌っていて気持ちよかったです。これからも気合を入れて頑張っていきたいと思いますので、応援して下さいね」 間島
「原作付きのアニメの場合、原作と比べてイメージ通りと思う人もいれば、意外だったという人もいると思います。でもこの作品においては、そんな人全てに『良かった』と言ってもらえるような、素敵な作品になっていると思います。ぜひ皆さん楽しみにしていて下さい」 野島
「原作とはひと味違うアニメならではの絵のテンポやセリフのテンポが面白い作品になっていると思います。ぜひ、そういったところも楽しんでもらいたいとおもっていますので、放送開始を期待していて待っていて欲しいですね」 堀江
「アニメならではの表現の仕方や展開があったりしますので、楽しんで見てもらえたらと思います。それとOPテーマの『プレパレード』を女の子３人のトリオで歌わせていただきましたが、スゴイ早口の曲で難しくて、いっぱい噛んでしましましたが、この作品らしい曲になっていると思います（笑）。あとEDテーマの『バニラソルト』も私がソロで歌わせてもらっています。こちらは割と『とらドラ！』の作品に登場するような、外見と中身が相反する女の子の心の内みたいなのを語った曲になっています。こちらも良い曲ですので、みなさんぜひ聴いて下さいね」 大原
「良い意味で原作を超えるパワフルな世界を、このメンバーで作っていけるのではと思っています。私をはじめキャスト・スタッフ全員、気合いが入っている作品ですので、楽しみにしていただけたら幸いです」 TVアニメ『とらドラ！』公式HP（
http://www.starchild.co.jp/special/toradora/）
